=1月=

お施主様の声

あの『健康な家に住みたいな!』の著者外丸氏より
一年間の連載で4月よりお送りしております!

冬を快適に過ごす方法

− 加湿器を使って乾燥を防ごう −

  冬に流行るものといえばインフルエンザがあります。 ウィルスが原因となって発症する感染病ですが、ワクチン接種が普及し、恐ろしい病気と考える人が減ってきたように思います。 単なる風邪の一種と見くびってないでしょうか?
 インフルエンザはもともと水鳥を宿主とするウィルスで、100種を超えるサブタイプがあります。 この中で、人のインフルエンザはわずか数種類しかありませんが、新型インフルエンザが出現する余地は十分残されているわけです。
 そいどころか、カウントダウンはすでに始まっていると警戒されています。非常に毒性の強い新型ウィルスが、 一歩一歩人類に忍び寄っているのをご存知でしょうか?これがH5N1型のトリインフルエンザ問題です。
                    
 このウィルスが突然変異を起こして人から人に感染するようになったら、さあ大変!人類には免疫がありません。 ワクチンも間に合いません。そのため、世界的な大流行(パンデミック)を起こすのは確実です。最悪の場合、 死者は世界中で数億人に達し、日本でも数十万〜数百万の方が命を落とすだろうと見積もられているのです。
 そこで、少しでもリスクを減らすためには予防が大切です。うがいや手洗いの励行は基本中の基本。 ウィルスの繁殖しにくい家にすれば、さらに予防効果はあがります。ところが、乾燥の激しい北関東で暖房した場合、 家の中の湿度は30%までに低下します。特にエアコン暖房の家では乾燥がひどく、 これではウィルスの繁殖にうってつけの家にな ってしまうでしょう。というのも、インフルエンザウィルスは低温・乾燥を好み、 湿度が40%以下になるともう繁殖することがわかっているからです。
 恐ろしいインフルエンザを予防しよと思えば、部屋の温度を20℃、湿度は50%程度に保つのが理想です。 暖房して「暖かい家」にするのと同時に、加湿で「潤いのある家」にすることが重要なポイントになります。
 そこで、ぜひ加湿器を上手に活用していただきたいと思います。
 加湿器には4つのタイプがあります。
         
最も一般的でお値段も安いのは超音波式ですが、溜めた水の中に舌筋が繁殖する点が嫌われるようになりました。 それに比べ、水を加熱するスチーム式は衛生的ですが、消費電力が高いのが欠点です。湯気の吹き出し口が熱くなるため、 小さなお子さんのいる家庭では注意が必要でしょう。その上、発火事故も報告されています。
 一方、ここ数年人気が高いのは気化式です。加湿力にはおとりますが、強制的に加湿しないため、 かえって自然で適度な湿度を実現するのが好まれるようです。消費電力が低く、 10時間使ってもスチーム式を1時間使った程度の電力しか消費しないのも魅力的です。
 高性能住宅にお勧めの加湿器は、ズバリ!この気化式です。私も愛用していますが、 加湿しながら寝ると喉に良いと好評です。お肌の乾燥も防いでくれます。ただし、汚れた水で加湿したのでは意味がありませんから、 一週間ごとに清掃するように心がけています。
                 
 その他、ちょとした工夫によって高性能住宅を加湿することもできます。例えば、洗濯物を家の中に干すのも良いでしょう。 また、夕ご飯には鍋を囲んでみたらいかがでしょうか?身体を温めながら、家の中も加湿してくれます。注意して欲しいのは、 普通の家でこんな真似をすると、冬でも除湿機のお世話になりかねませんよ。


                          外丸 裕 
 


                   

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