槻岡建設株式会社
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あの『健康な家に住みたいな!』の著者外丸氏が当社の為に書いて下さっている連載が
好評を頂きましたので引続き掲載できる事になりました。

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迷信にとらわれない家作り -科学的に考えた縁起の良い家-

=平成21年 1月=

 大切なマイホームを建てるに当たって、 幸福な家庭を願わない人はいない筈です。そんな時に、気になり出すと気になって仕方ないのが 家相です。普段は馬鹿にしていても、いざ自分が家を建てるとなると、縁起のよくないことは避けたいのが人情でしょう。 それは当然です。
                               
 ここに面白い資料があります。10年ほど前のアンケート調査なのですが、「家を建てる際に家相を気にしましたか」 という問いに対して、57%もの人が「気にした」と答えています。皆さん、意外と気にするんですね。
   
 私は家相など気にしませんでしたし、現実問題、限られた土地を有効活用しようとすれば、 家相などの入り込む余地はありませんでした。どうしても気になる方は、神主さんに頼んでお清めして貰えば良いのです。 災いから守ってくれるのが神様なのですから……。
 一方で、昔の人の知恵が凝縮されているのも事実です。例えば、北東に位置する玄関は凶とされますが、 北東は日当たりが悪いため、湿気やカビに悩まされます。冬には北風も吹きつけるでしょう。 だから「玄関は南向きが良いよ」というわけで、いわれてみればなるほどと納得します。
 ただし、技術の進歩した現代住宅なら、旧態然とした家相を克服することも可能です。まして高性能住宅は、これまでの常識を覆す家です。実は私の家の玄関は北東にあるのですが、大きな窓があるおかげで、いつも明るい光が溢れています。

              

              


 全館空調しているのでカビた事もありませんし、居間と同じように快適なくらいです。裸で玄関に行っても、真冬でも寒くありません。
 家相を荒唐無稽なものと馬鹿にするのは誤りですが、霊となると話は別です。家相が悪いが故に霊にとり憑かれ、 家庭内不和・子供の不登校、はたまた離婚といった不幸を招くことになる――。こんな話になると、とても合理的とはいえません。
 ところが、「私は見たことがある」という方も実際に存在します。霊の存在は永遠に解き明かせない問題とも思えますが、 最新の脳科学は答えの手がかりをすでに掴んでいます。                               
 脳の側頭葉には様々な中枢が複雑に入り組んでいますが、その中のある部分が脳科学者に注目されています。 側頭葉てんかんの発作のさ中、神を見たり神の言葉を聴いたりする患者が珍しくなく、どうも《神》を感じる部分があるらしいのです。 それが、ゴッド・スポット(ゴッド・モジュール)です。
  この部分を電気刺激した実験では、普通の人でも、そこに居もしない人の存在を実感し、会話まで交わすといいます。 一種の幻覚と考えれば理解しやすいかもしれません。
 この説に立てば、霊とは脳の作り出した幻に過ぎないとなりますが、 実在しない幻が人を不幸にできるわけがありません。それよりも、幻を見てしまうような病的状態になっていることが、 悪いことばかり続いてしまう本当の原因ではないでしょうか? 原因は、己自身にあるのです。
 興味深いことに、揮発性化合物は嗅覚を刺激します。つまり、匂いとして知覚されるのですが、嗅覚の一次中枢があるのも側頭葉です。 このため、汚染のひどい家に住んでいると側頭葉は常に興奮し、汚染物質への耐性が低下して少しの刺激にも過敏に反応するように なるのが化学物質不耐性症です。こうなると側頭葉の過剰興奮が誘発され、ゴッド・スポットの扉が開かれるのかもしれません。
                          
 だとするならば、キレイな清清しい空気に満ちた家が吉――。これが私の考える、科学的に導かれる縁起の良い家相です。 そういう家なら、心身ともにリラックスします。自然と家族も和やかになり、笑う門に福がやって来ることでしょう。
                          





                        外丸 裕