槻岡建設株式会社
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あの『健康な家に住みたいな!』の著者外丸氏が当社の為に書いて下さっている連載が
好評を頂きましたので引続き掲載できる事になりました。

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あまりにも眩しすぎる照明 -照明から始める省エネ生活-

=平成21年 2月=

 これから家を建てる方には、ぜひ性能を重視して欲しい――。 私の願いは、この一点につきます。
                         
 戦争の焼け野原から奇跡的な経済復興を成し遂げた日本では、住宅の供給が急がれました。 つまり、《量》が重要だったのです。今では住宅市場も安定供給の時代に突入し、 そろそろ快適性や安全性といった《質》の重視に方向転換すべき時が来ています。
 温暖化防止のためにも高性能化は不可欠です。一般家庭で消費されるエネルギーの40%は冷暖房に使われていることから、 これを高性能化によって抑えることができれば予防効果は絶大です。しつこいくらいに高性能にこだわる背景には、 こうした切実な期待が込められているのです。
 ただし、残り60%(給湯・照明・炊事・娯楽情報・家事衛生)も、このまま見逃すわけには行きません。 いくら冷暖房を節約しても、こちらで浪費していたら元も子もないからです。 日本建築学会がまとめた『温暖化防止型ライフスタイル推進のための行動計画』でも、 建築だけで温暖化を防止することの困難さを認め、社会や生活様式の抜本的な見直しが必要と提言しています。

              
              

 そこで、高性能住宅を選ぶほど意識の高い皆さんには、ぜひエネルギー節約型の生活を心がけていただきたいと思います。 テレビ等でも様々な節約術が紹介されますが、継続するためにはできるだけ手軽に実行できるものから始めると良いでしょう。 そこで、照明の省エネがお奨めです。
  
 柔らかな光源であることから、エジソンが発明した白熱球は、 お洒落なインテリア照明として好まれてきました。 しかし、欧米では使用を禁止する動きが加速しています。 白熱球を蛍光灯に切り替えれば、消費電力が5分の1(同じ明るさの場合)になるからですからです。 作業はいたって簡単。電球型蛍光灯を買ってきて、白熱球と交換するだけです。できるだけ温か味のある照明を望む方には、 電球色タイプも用意されています。出費を厭わなければ、最新のLED球を試すのも良いでしょう。 これなら、白熱球の10分の1の電力しか消費しません。
 さらに、もう一つ。日本の家は明る過ぎです。もっと照明を抑えて、 省エネの一助としたらいかがでしょうか。12畳の居間なら白熱灯(100W)2個ほどの明るさで十分ですが、 一般には10倍も明るい照明が当たり前のように行われています(蛍光灯30W×2)。 目が悪くなる――。そう反論する方もいるでしょうが、その心配はなさそうです。アメリカの学者が調べたところ、 照明が暗いと《視力》が悪くなるという俗説は誤りだと判明しました。安心して、ほのかな灯りの夜をお過ごし下さい。
                                           
 そして、早めに床に就くことです。夜更かしを止めれば、これも省エネです。 その上、規則正しい睡眠をとれば、 身体にも良い!身体の疲れは、横になるだけでもほぐせます。 ただし、脳の疲れはとれません。完全に睡眠を遮断されたネズミは、 餌を断たれたネズミよりも早く死んでしまうのだそうです。脳のメンテナンスには、睡眠が不可欠なのです。 特に、子供には十分な睡眠が必要です。というのも、眠りが深くなったときに成長ホルモンが分泌されるからです。 俗に「寝る子は育つ」といいますが、こちらはウソではありません。 昨今、街は夜も活動を停止しないのが当たり前になりました。 便利になった反面、省エネに逆行し健康さえも脅かします。
 これが《豊かさ》の象徴とは、私には到底思えません。                                        



                                      外丸 裕