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お施主様の声

あの『健康な家に住みたいな!』の著者外丸氏より
一年間の連載でお送りします!

『FPの家』に巡り合うまで

−家作りとは即ち業者選び−

 槻岡建設さんに依頼して、私が『FPの家』を建てたのは平成10年のことです。早いもので、 この家に住むのも9年目に突入したことになります。この間、悲喜こもごも様々な出来事がありましたが、 今日家族が幸せでいられるのも、『FPの家』に住んでいたおかげだと感謝しています。もし建てる家の選択を 誤っていたら―。そう想像するとゾッとするのです。

 家を建てる際、最も重視したのは「住み心地」でした。それまでの私にとって、家とは決して心地良い場所でなかったからです。 冬は寒さに身体が凍え、夏はうだるような暑さに辟易しました。技術の発達した今日、もっと快適に過ごせる家がある筈だと 思えてならなかったのです。
                                 
 それにも増して、私には切実な問題がありました。まだ小学校に上がっていなかった私の子供は、酷いアトピー性皮膚炎に 悩まされていたのです。少しでも子供が良くなるようにと、妻は家の掃除に多くの時間を費やさなければなりませんでした。 どうせ建てるなら、症状を改善できるような家を望むのが親心です。それどころか、妻もまた原因不明の病に苦しんでいました。 そんな子供や妻でも快適に暮らせる家が欲しい―。家を建てるに際して、家族が健康に暮らせることだけは、絶対に妥協できない私の 「こだわり」だったのです。
                       
 しかし、満足させてくれる家を探す旅は、決して容易ではありませんでした。それでも、本や雑誌にも目を通して情報を 集めていく中で、高気密・高断熱住宅しかないと目標は見えてきました。そして、有名な大手2×4メーカーと契約したまでは 良かったのですが、話を進めていく内に、やはり私の望む家には程遠いということに気付き深く失望しました。

 悩んだ末に契約を破棄させて貰い、もう一度最初からやり直しです。「いつになったら家が建つの?」と妻には呆れられましたが、 私自身途方にくれ始めていました。ある東京の業者が「そちらまで行きますよ」とも言ってくれましたが、出張費のことを考えると、 やはり二の足を踏んでしまいます。

 こうして悶々と時間ばかりが過ぎていた頃、私の目に留まったのが『FPの家』でした。さっそく東京の営業所に電話を入れて 近所の業者を紹介して貰ったのですが、それが槻岡建設さんだったわけです。ただ、疑心暗鬼に陥っていた私は、正直言って、 過大な期待は抱いていませんでした。どうせここも駄目だろう―。

 ところが、すでに業界なれしていた私には、「ここは違う」とすぐにわかりました。私のぶつける専門的な質問にも、 的確な答えがすぐに返ってきます。その上、私の意図を十分に汲み取り、文句の付けようのない素晴らしい図面をひいてくれました。 どこの業者でも、既成のプランに無理やり押し込められるような違和感を抱き続けてきた私も、ついに「任せてみよう」と思える業者に 出会えたのです。
                   
 さて、完成した家は、期待を裏切りませんでした。3年間の苦労を。全て忘れさせてくれました。想像を超える快適さに住宅観を 一変させられ、門外漢の私が住宅問題に惹き付けられるほどのカルチャーショックを受けたのです。その成果を書物の形で出版する 幸せにも恵まれましたが、今回の連載で、より身近な皆さんに住まいの大切さをお話する機会を与えていただいたことを嬉しく思って います。
 
 それでは、移り行く季節に合わせながら、次回から家づくりの参考にしていただきたい話題を厳選してお話していきます。 どうか最後までお付き合い下さい。

外丸 裕