=6月=

お施主様の声

あの『健康な家に住みたいな!』の著者外丸氏より
一年間の連載でお送りします!

『温暖化とマイホーム』

−これからは 省エネがポイント−

  最近、「地球温暖化」という言葉を耳にする機会が多くなりました。
 現代社会は石油に依存しながら発展してきましたが、その「つけ」が温暖化です。石油を燃焼することで大気中の二酸化炭素が増え、 その影響で地球の平均気温が上昇し続けているのです。たとえれば、病気になった地球が熱を出しているのよなものですが、 このまま放置すれば死に至るほどの高熱になってしまうと懸念されています。

 そこで、温暖化を食い止める特効薬として期待されているのがバイオマスエネルギーです。直物由来のエタノールを混入したガソリン の販売が都内で始まり、ゆくゆくは全国に拡大されていくでしょう。ただし、良いことづくめでもなさそうです。
                   
 バイオマスエネルギーは、主に農作物を原料にして製造されます。このため、食卓や家畜の飼料に回るべき農作物が減少すれば、 食料価格の上昇を招きかねません。現に、ブラジルのオレンジ農家がさとうきび栽培に転作したため、オレンジジュースの価格が 上がりました。食用油の高騰のあおりで、マヨネーズも値上りします。さらに、小麦粉や肉類もこれに続くだろうと囁かれており、 温暖化問題は着実に暮らしを圧迫してきます。
                                  
 その上、バイオマスエネルギーの利用によって、問題が全て解決すると考えるのは大間違いです。資源が有限である点では、 石油も農作物も同じだからです。そこで、できるだけ無駄を省く努力が、私たち一人ひとりに求められてくるでしょう。
 これが、省エネという課題です。なるべく冷暖房を使わないで暑さ・寒さに耐え、お風呂に入るのも一日おき―。この程度の不都合は 我慢しなくちゃなりません!それも、すぐにでも行動を起こさなければ手遅れになると危ぶまれています。
 ただ・・・。省エネを達成するためには、こんな息苦しい生活をするしか方法がないのでしょうか?正直言って私はうんざりしますし、 体調を崩す高齢者や子供も続出するでしょう。それよりも、快適な暮らしを送りつつ、同時に省エネできる家があったら素晴らしいと 思いませんか?

 実は、そういう家はすでに存在しています。それが省エネ住宅です。外見は普通の家と変わりませんが、性能を飛躍的に 高めた家です。簡単にいえば、「燃費」の良い家が省エネ住宅なのです。
 価格やデザインも無視できませんが、ローコストやデザインを競う住宅には、性能を軽視、あるいは無視した家が多いのは残念 なことです。これからは性能こそ重視されなければなりません。
 温暖化を防ぐためには、省エネという視点から住まいを選ぶ時代に突入しているのです。
                                   
私たちは、家族の幸福を叶えるためにマイホームを建てます。しかし、宇宙船地球号の乗員の一人であることを忘れないで下さいね。
                             外丸 裕 
    
                       
 

  

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